キャッシング会社というのは、とにかく「はじめての方」を好みます。近年はその傾向がより強くなってきています。しかし、大手各社にとっての 「はじめての方」と、それ以外のキャッシング会社にとっての「はじめての方」では、その客層などが違っているのです。
一般的に、大手キャッシング会社にとっての「はじめての方」というのは、「今まで消費者金融を利用したことがない方」のことです。自分の会社 はもちろんのこと、他のキャッシング会社も利用したことがないという、まさにはじめての方のことを指します。
それに対し、大手以外のキャッシング会社にとっての「はじめての方」というのは、「自分の会社の利用がはじめての方」という意味が強いです。もちろん、 その中には今まで消費者金融を全く利用したことがない、という方も含まれてはいるのですが、そこにこだわっているわけではないのです。
消費者金融だけではなく、あらゆることに関していえることなのですが、やはり大手会社はイメージもネームバリューもあります。いま、はじめてキャッシングを 利用しようとしている人がどこで借りようか、と考えたときに、CMを流しているような大手キャッシング会社を選ぶのが普通です。いきなり聞いたこともないような キャッシング会社から申し込んだりは一般的にはしないはずです。
そのように考えていくと、大手各社は、ある程度黙っていても「はじめての方」が来やすい環境にあるわけです。もちろん、来る人が全員良質な客な ワケではないのですが、それでもやはり、「客を自分の都合で選べる」環境にいるわけです。ではなぜ、大手キャッシング会社はそれでもなお、「はじめての 方」の奪い合いをするのでしょうか?そこまで「はじめての方」に来てもらいたいのはなぜなのでしょうか。
その理由はただ一つ、「返済」です。最初に借りたところから最初に返済をする、これは当然といえば当然のことなのですが、キャッシング会社にとって 最初に返済が来る、というのは非常に大きいのです。多重債務に陥ってしまった場合、最初の返済を2番目の会社から借り、2番目の返済を3番目から借り、という様に 次から次へと借りることになりますが、この場合、後ろへ行けばいくほど正しく「返済」が行われにくくなるわけです。
キャッシング会社というのは、他社の債権の上に自分の会社の債権を積むということを、非常にいやがります。債権自体の質に影響をするからなのです。 借金というものは「未来の資産」をターゲットにしたものです。大手の消費者金融各社はその「資産」をターゲットにしているワケなのですが、2番目、3番目 と下へ行けばいくほどその「未来」が危ういものになってしまうわけです。
上記のことは「オセロ」にたとえることができます。1番上の債権はオセロでいえば四隅の角です。決して黒は白にならず、白は黒になりません。しかし、 それ以外のマスは、いつ黒が白になり、白が黒になるのかわかりません。つまり、1番上の債権というものは決してかわらないのですが、それ以外の債権は いつ他の会社の債権になるかわからないのです。
上記のこととはちょっと話はそれてしまうのですが、「白と黒」つながりということで、キャッシングの審査の「白と黒」についても多少説明をしてみます。 キャッシングの審査においては、「1度でも黒になったら、一生黒」です。「黒」だからといって生きていけないことはありません。が、とてつもなく不自由です。 そして、どんなに反省しても、どんなに改心しても、消費者金融の業界には「再チャレンジ」がありません。利用者には結構いい加減な人が多いのですが、消費者金融業界 というものは神経質すぎるほど、その点に関してはシビアです。
上記と矛盾するようなのですが、キャッシングにおける「白」には様々な白があります。綺麗な白もあれば、グレーのような白もあります。そして、どう見ても黒 という白もあるのです。99パーセント黒であっても1パーセント白であればそれは「白」なのです。