アコム、アイフル、プロミスの新規契約率を見てみると、2006年3月末のデータで、3社合計で59.1%です。この数字は低下傾向にあり、その3社の2008年2月の新規貸し付けの平均契約率は44.5%(速報値)という 結果も出ています。20ポイント近い下落となったわけですが、理由ははっきりしていて、グレーゾーンの廃止の影響です。
以前、キャッシング会社というのは、「誰にでもお金をかすところ」でした。事実2000年頃までは新規契約率は70パーセントを超えていました。しかし、現在は年々厳しく なっており、50%を下回るのではないか、といわれています。つまり、半数以上の人がお金を借りることができないのです。
景気は良くなってきている、といいますが、実際給与が上がっているわけでもなく、一般的に家計の財政は厳しくなっています。それに加え、失業率の増加、さらには 終身雇用制の崩壊による雇用形態の変化で、安定的に収入を得ている人の割合が減った、という部分もあります。
しかし、問題は申し込む側よりもむしろ、キャッシング会社側の「貸す姿勢の変化」にあるのです。各社、特に大手各社は、明らかに審査基準を厳格にしてきています。
大手5社(アコム、アイフル、プロミス、武富士、三洋信販)の2006年3月時点での初回の平均貸付額は18.8万円となっています。この数字は毎年横ばいで、 審査の厳格化とはそれほど関係がないように見える数字です。
しかし、基本的にキャッシング会社は各社とも与信の引き締めをおこなっており、そもそもの与信額を低くしている傾向にあります。貸倒自体の件数も増えてきたこともあり、 キャッシング業界でも貸し渋りはおこなわれているようです。
また、優良な顧客であっても、最初の与信額自体を抑える傾向は年々強まっています。モデル像による審査自体に自信を持てなくなったわけではないのでしょうが、 初回の与信額を低くし、取引経過を見てからだんだんと与信額を引き上げていく、というやり方をとる用になっています。もちろん、これはリスクを最小限に抑えたいという 意味でそうしているのですが、それ以外の要因として、新規の申込者の傾向が変化し、見極めが困難になったということも挙げられます。
こちらは年々かわらず、男性70%強、女性30%弱です。
アコムが20歳代48%、30歳代22%、プロミスが20代43.6%、30代23.6%、アイフルは20代43.1%、30代23.2%。どの会社も20~30代で7割ほどを占めます。キャッシング 会社のターゲット自体がそのあたりをねらっているので当然といえば当然でしょう。